湧き水大作戦　Paret2
2005年暮れの大騒動

Prologue
2005年の11月12日から15日の四日間を掛けて湧き水を溜めるタンクを増設しました。
増設用のタンクは、「湧き水大作戦」を行なう前に、水のフィルターを二重にしようと計画して購入したものです。しかし、水が濁る本当の原因は取水場所であったので、「湧き水大作戦」成功の後放置されていました。
しかし、勿体無いので、「フィルターの二重化」と「貯水量の増加」とを狙って増設しました。

右側の丸い既設のタンクに加え、左側の四角いタンクを増設しました。
丸いタンクは1t、四角いタンクは0.5tの容量があります。

常時は湧き水はまず丸いタンクに入ります。この時に1μのバッグフィルターを通過して濾過されます。
丸いタンクからオーバーフローした水が四角いタンクに入りますが、この時も1μのバッグフィルターで濾過されます。このように二重の濾過で水質を安定させる構想です。
さらに、水量が足りなくなった時は丸いタンクからも直接給水できるようにする冗長構成をとっていますので左の写真のように複雑な配管になっています。
零下の日が何日も続く冬に備えて凍結防止のヒーターを巻いています。

さて、2005年12月29日に起こった事は、この四角いタンクが空になったのです。
当然丸いタンクから給水してその場は凌ぎましたが、問題は、「一日の水の総使用量が一日の総給水量より多い」という事です。
このまま放置すれば丸いタンクも空になり、生活できなくなるのは明白です。
そこで「湧き水大作戦Part2」の開始です。

以前取水口を設置した場所より少し下った所からも水が湧いています。
但し、ここは湧き出し口が広がっているので工事がし難いと見送った場所です。しかし、ここからは現在の取水量の倍程も水が湧いています。
そこで湧き出し口を掘り下げ、銅板で雨水などが流入しないようにし、止水セメントで固め、流路を安定させた上でＵ字溝を取り付け、そこに湧き水が集るようにしました。

以前の取水口から伸びているポリパイプを掘り起こして、切断し、Tジョイントを繋ぎ、Ｕ字溝に集められた湧き水が流れ込むように配管しました。配管とＵ字溝も止水セメントで固めました。
蓋を取り付けて出来上がりです。
今回は前回の経験が生きて、雪が残る寒い中で凍えながらの作業でしたが半日で終える事ができました。
経験を積む事は大切ですね！

これで水量は十分！
増設したタンクからも水がオーバーフローするようになりました。
妻にも安心して洗濯がしてもらえます！！！

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