乾田直播 鉄コーティング表面播種 方式
2020年6月25日新設
2021年1月8日更新
しかし、味はとても良く、お米を送って試食して頂いた方々からも概ね好評を頂きました。
そこで、今年も「コシヒカリ」を栽培する事にしました。
今年は新型コロナウィルス騒動で巷は大変ですが、自然は淡々と時を刻み、移り変わって行きます。農作業もそのように進んでいます。今年は暑さのせいでしょうか、草の成長も早いようです。
田圃の準備
種籾の準備
播種
鳥対策
発芽
中耕除草一回目
中耕除草二回目
中耕除草三回目
穂が出始めました
出穂
穂に実が入り垂れてきました
台風10号の風で倒伏
倒伏した稲を起こす作業をしました
水捌けを良くする溝掘りをしました
稲刈り
脱穀
天日乾燥、袋詰め
 ものりSと竹堆肥を田圃に入れる |
 昨年の稲藁なども一緒に鋤き込む |
 取水できるようにして水を入れ始める |
 代掻き前の田圃 |
 ドライブハローで 代掻き |
 代掻き後の田圃 |
猪に荒らされた法面の補修も、何とか支障のない範囲で中断せざるを得ませんでした。
4月15日：有機肥料の「みのりＳ」を12袋田圃に入れる。
4月16日：竹堆肥22袋を入れ、耕耘。
4月17日：取水部の補修をし、田圃に水を入れ始める。
4月18日：荒あけ。
4月21日：ドライブハローで代掻き。
4月27日：田圃の表面を早く乾かす為に浅く荒く耕耘。
4月29日：二回目の表面耕耘。PTOを2速にして前回より細かく。
5月2日：手作業で高低直しをした後、ドライブハローで表面耕耘。
 塩水撰用比重計 |
 湧き水で 浸種しています |
 鉄コーティングをしています |
4月20日：浸種終了。水切り
4月22日：籾の鉄コーティング。今年もクボタさんにお願いしました。
コーティングした籾は苗箱に薄く広げ、霧状の水を定期的に掛けて酸化させます。
 ロープを張って |
 ロープに沿って種まきごんべえで播種 |
 播かれた種籾 |
 種籾が足りなくなって溝を切って籾を播きました |
 こんな感じに筋蒔きしました。 |
籾の量は例年余る程あるのですが、今年は途中で足りないのではと感じました。種籾が種まきごんべえのリンクベルトのつなぎ目に入って余分に播いてしまったようなのです。余分な籾を掻き落とす刷毛の設定が高すぎたのです。
修正しましたが時すでに遅しです。
条間を少し広くしましたが、最後にやはり足りなくなってしまいました。
水口の部分は冷たい水が当たるので何時も生育が悪く収量が少ないのでこの部分に播く事は諦めました。
しかし、それでも勿体無いほどのスペースが残っています。
浅い溝を作ってそこに我が家の籾を直に播いて、軽く覆土しておきました。
発芽するのか、実験的にも興味深く、今後観察したいと思います。
 ネットと糸を張る杭を打っています |
 ネット張り作業中 |
 カラス除けの糸は黒くてよく見えません |
これを防ぐために畔際にエンドウネットを張ると効果がある事が分かってきました。
上からの侵入にはカラス除け糸で対応します。
 5月19日 |
 5月22日 |
 6月3日 |
 6月6日 |
 6月12日 |
5月22日：はっきり列が確認できるようになりました。
6月3日：水を入れた状態でも頭を出すようになってきました。
これまでは、夕方水を入れて、排水口を開いて水を落とすという水管理を行ってきたが、芽が出揃って、浅水ではあるが水面に顔を出す湯になって来たので、常時湛水に切り替えました。
6月6日：気温も上がってきて、田圃の表面に藻が出始めました。
6月12日：オモダカやコナギも顔を出し始めました。
我が家の籾を直に播いた部分からも芽が出ています。
浮いて流された籾があったのでしょうか。一部に固まって芽を出している所がありました。
 中耕除草前の状態 |
 草がびっしり |
 除草開始 |
 二日目 |
 準子さんが株間の草取り開始 |
 三日目に完了 |
昨年はイボクサに悩まされました。
今年も土の高い所にはイボクサが出てきています。
梅雨の晴れ間に第一回目の中耕除草をしました。
少しの間にコナギもオモダカも茂るほど増えていました。
準子さんは株間の草取りを開始です。
 コナギの花 |
 オモダカ |
 イボクサを根絶やしに・・・ |
 カエルも元気 |
 7月12日の田圃 |
7月7日、8日と降り続いた大雨で、堰き止められた川からあふれ出た水が道路に土砂や岩を出し、木を倒し、復旧作業に追われました。最悪は道路の橋が落ちてしまって通れなくなってしまったことです。田圃の法面もくずれました。
この間の経緯はブログをご覧ください。（このホームページのトップページからアクセスできます）
稲は豪雨に負けずにどんどん育ってくれています。
雑草も元気です！
準子さんはイボクサと戦い続けています。
 はびこっているイボクサ |
 中耕除草器で始末した後 |
 準子さんは根から抜いています。少しの間にこの量です |
 準子さんが写っている左側は準子さんが手で抜いた所です |
今のうちに何とかしておかなければなりません。
準子さんは、殲滅しようと手で根から抜き取っています。しかし、それだけでは追いつきません。
私は中耕除草器で抜ける所だけ抜く作戦です。兎に角勢力を少しでも抑えなければなりません。
準子さんが手で抜いていると、写真の下左側の写真のように、鰤を入れる発泡スチロールの箱が直ぐに草で一杯になってしまいます。
三列づつ草を抜いていて、端から端に行くまでに四回も草を捨てに行かなければならない位の量です。
昨年はこのイボクサで往生したので、何とか今年は対峙したいのですが・・・
草の生命力は凄いので・・・
今年はもう一度中耕除草をしなければならないかもしれません。
 |
 |
出かかっているものが数本ありました。
この頃まで、準子さんは草取りに励んでいました。
 |
 |
 |
イナゴも、赤とんぼも気持ちよさそうに休んでいます。
 |
 |
 |
田圃へ行く道の補修もしなければなりませんでした。
 |
 |
株の間にイボ竹を立て、それに周囲の稲を束ねて縛り、稲を起こしました。
イボ竹135本を使い、それでも足りなくて、20束程は、イボ竹無しで束ねて何とか立て直しました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
 |
地域によっては、ウンカによる甚大な被害がありましたが、幸い、奥江ではウンカの被害はありませんでした。
倒伏して、イボ竹で立ち直らせた稲も順調に育ちました。束ねた紐を解き、イボ竹を抜いて稲刈りに供えました。
稲架が全部で7本立ちました。
リバティーも手伝い（？）ました。
 |
 |
 |
 |
 |
 |
籾袋で11袋の収穫がありました。
稲藁は、その日のうちにフレールモアで粉砕しました。
脱穀して山になっている稲わらを田圃一面に広げ、それを、トラクターに装着したフレールモアで粉砕します。
このやり方が、稲藁の処理には最適です。肥料としての稲わらを無駄にすることなく、トラクターで耕耘する時にも、容易に鋤き込めます。
 |
 |
 |
全部で15袋になりました。
籾で279.4kg、玄米換算で223.5kg、約3.7俵の収穫でした。
コシヒカリは確かに倒伏に弱いようですが、やはり、味は良いようです。
来年に向け、田圃の整備もしておこうと思っています。なかなか手が回らなくて悩んでいるのですが・・・・
