今年の米作りは終了、少し前進しました。
更新：11月10日
4月14日：荒起こし
4月16日：第一回代掻き
4月20日：第二回代掻き
4月23日：電気柵下の草刈り
4月29日：直播の新兵器失敗！
5月1日：種籾の食塩撰
5月3日、4日：畔の草刈り
5月6日〜7日：種籾の催芽
5月8日：耕耘
5月9日：耕耘、種籾のカルパーコート、播種
5月12日：電気柵下の草刈り
5月13日：水漏れ対策・・・効果なし！
5月19日：発芽を確認
6月13日、14日：中耕除草（1回目）
生育の様子
6月20日〜29日：株間の草取り
7月6日〜16日：中耕除草（2回目）
7月8日〜24日：株間の草取り（2回目）
7月24日〜28日：中干し
8月10日：穂が出ました！
9月17日：落水しました。
9月22日：レンゲの種を播きました。
9月25日、26日：稲刈り
10月22日：脱穀しました。
10月28日〜11月1日：籾の乾燥
来年へ向けて
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具体的には牛糞堆肥を肥料袋で２４．５袋
竹堆肥を肥料袋で17袋入れました。
これだけでは肥料が足りないので完熟鶏糞堆肥「豊作有機」を4袋入れました。
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刈り払いはする必要が無く、トラクターで荒く起こして水を入れ始めました。
 代掻き前 |
 代掻き中です |
 代掻き後 |
そこでしっかり代掻きをしました。
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そこで、もう一回代掻きをしました。
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そこで、電気柵の下の草を刈り払って電気を入れる事にしました。
今年は背骨骨折のリハビリ中なので重い刈り払い機を足場の悪い所で使うのは見合わせ、手鎌で刈り払いました。この方がポールや金網を切る心配がありません。
田圃の土が落ち着いたので水を落としました。
 田圃の締まった土を砕き播き溝を付ける治具 |
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 たねまきごんべえ に取り付けたところ |
 全く前に進みません |
 土は砕けず付着してしまいます |
トラクターで耕すとどうしても凹凸ができてしまいます。
そこで新兵器を考案しました。
「たねまきごんべえ」に取り付ける土を細かく砕いて播き溝を作る治具です。
次第に深くなる釘の列を作り、その後に三角板で溝を付けようというアイディアです。
アイディアは良かったのですが・・・
作って試してみたら土の抵抗はこんな釘ではどうしようも無い程大きいのです。全く前に進めません。
見事に失敗！
トラクターで耕耘する事にしました！
 バケツの中が不合格ネットの中が合格 |
 湧水に浸しておきます |
食塩撰した種籾は直ぐに流水に浸しておきました。
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背骨の骨折後初めて刈り払い機を使いました。
少し左の背中から腰にかけて痛みが出ましたが大したことはありませんでした。
 熱帯魚用のヒーターとポンプを利用して加温しています |
 理想的な「鳩胸」に出来ました |
 風呂場に茣蓙を敷いて乾燥させます |
芽が出過ぎるとコーティングする時に芽を痛めてしまうからです。
僅かに膨らんだ鳩胸状態で加温を止め、風呂場で陰干ししました。
 少し乾かし過ぎて亀裂が多くなってしまいました |
 耕耘深さは4cm位です |
 耕耘した後です。 まだ凹凸があります |
 見た目にはかなり綺麗に耕耘できました |
 隅はこんなに荒れています |
 レーキで修正した後です |
しかし、四隅などはどうしても凹凸が大きくなってしまいます。
レーキで均して平らにしました。
 桶に籾を入れ、少しづつカルパーと水を入れながら攪拌します |
 コーティングされた状態です 今回カルパーが少なめでした |
 陰干しして乾かします |
「カルパー粉粒剤１６」というのは過酸化カルシウムです。
何のためにこんな事をするのかというと、今年は種籾を播いた後水を溜めっ放しにしたいからです。
昨年の経験で、水を干すと鳥に種籾を食べられてしまいます。
しかし、発芽には酸素が必要です。
過酸化カルシウムは水中で分解して酸素を放出します。その酸素で発芽させようという分けです。
昨年実験して発芽する事を確認しています。
（興味のある方ここをクリックして下さい）
 播き深さは3cmに設定しました |
 リンクベルトに籾が入っている様子 |
 「たねまきごんべえ」を押しています |
リンクベルトは13008を使いました。
1箇所に5粒前後播く事になります。
田植え紐を張って真っすぐ播けるようにしました。
条間は最初は３４cmで播いていましたが、足跡が播いた所に掛かりそうで歩くのに骨が折れるので途中で３８cmに変更しました。
播種が終わって直ぐに水を入れ始めました。
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電圧が下がって効果が少なくなってしまうのでまた手鎌で草刈りをしました。
準子さんと二人で一日で終わらせました。
田圃の水は順調に溜まっています。
水深は平均５cm位にしてあります。
 田圃の下の畑に漏れ出した水で湿っている土の様子 |
 田圃の畔際の土を起こして押さえました |
 畑の脇に掘った溝には水が「流れて」います |
漏れ出している箇所はきっと畔際だろうと考えました。
畔には畔シートを張ってあるのですが、その脇には蟹やモグラによって開けられた穴がありました。
通常なら畔塗りで潰すのですが畔シートを張ってあるからとそのまま放置してありました。
「あすこから漏れているに違いない。」と今日の午前中に畔シートの田圃側を鍬で起こして土を押し込みました。
これで大丈夫だろうと思ったのですが・・・
夕方見たらまだ同じように漏れていました。
失敗！
田圃の底から漏れているのでしょう。
やはり干し過ぎて亀裂が大きく深くなってしまったのが敗因なのでしょう・・・
 19日 |
 21日 |
 22日 |
21日には水面に顔を出しました。
22日には一部で列状に顔を出しているのが確認できました。
分かり難い写真でごめんなさい！
19日の写真は真ん中にぼんやりと写っているのが芽です。水中です。
 中耕除草前の田圃 |
 一部にはこんなにコナギが生えています |
 中耕除草する抜けて浮き上がってきます |
今年は早め早めに中耕除草を行う事にしてその第一回目を行いました。
す。
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これはとても使いやすくて疲れ方が違います。
一日半で完了しました。
 5月26日 |
 6月2日 |
 6月18日 |
 6月27日 |
 7月2日 |
 7月17日 |
 7月25日 |
 8月11日 |
 8月24日 |
 9月6日 |
 9月11日 |
 9月21日 |
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 草取り前 |
 草取り後 |
 ゲンゴロウ |
準子さんと二人で6月20、24、25、26日はそれぞれ半日、29日は丸一日草取りをしました。
主に生えているのはコナギです。オモダカやイグサが所々に顔を出しています。
イグサはまるで自分が稲かのように上手に稲と一緒になって生えているのでしっかり見つけなければなりません。
田圃の中には色々な生き物がいます。見ていると楽しいです。こんな大きなゲンゴロウも居ました。
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今年はオモダカとイグサは少ないようです。
早めに中耕除草すると草の抵抗が少ないので楽にできます。実際に作業したのは6日の午前中、8日、10日の夕方4時頃から、そして16日の午後一杯です。
準子さんは、その間に株間の除草（コナギ取り）をしていました。株間のコナギ取りはまだこれからも続きます。
稲もだいぶ元気に大きくなってきました。
株もしっかりしてきました。
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 三又の細い葉がオモダカです。 |
 右側の株の左側にある細い真っすぐな草がイグサです |
 これが雑草の主役 コナギです。 |
 草取り前 |
 草取り後 |
この段階でしっかり取っておかないと後が大変です。
稲の根も張って来るのであまり遅くなってから田圃に入るのは稲の根を痛めるのでできれば避けたいのです。
左の写真のように、イグサやオモダカはしっかり見ないと稲と一緒にすまして生えているので見落としてしまいます。
草取りに掛かった実働日数は10日間です。
半日しかしていない日もありました。最後の方は私と二人で草取りに精を出しました。
中干しを開始するギリギリの7月24日にやっと草を取り終えました。
夕方には水を止め、水口を落として水を抜き始めました。
中干しの開始です。
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文献によると、出穂予定日から25日前が幼穂形成期に入る時期との事で、幼穂形成期には水が十分に必要なので何とか間に合ったと意言う感じです。
ちなみに、7月28日は出穂予定日から24日前です。
田圃も理想的に乾きました。
28日の夕方に水を入れ始めました。
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平年より一週間近く早いようです。
8月15日には半分は穂が出ました。
 水口を落とし、排水の専用パイプから田に入って来る水を逃がしています |
 全体に色づいてきました。 |
 穂が垂れてきています。 |
田圃が乾くのに1週間位掛かるのでこの日に落水しました。
穂もだいぶ垂れて、実が入ってきました。
一方で、毎年の事ですが畔際の稲は鳥に相当食べられてしまっています。
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昨年は秋起こしをしてから播いたのですが、発芽が悪かったので、通常の播き時期である稲刈り前に播きました。
秋起こしもする予定ですので、それでも芽が出るだろうという、言わば「賭け」です。
今年の稲は背丈が伸びて腰まであるので散布器を持ちあげて播かなければなりませんでした。
レンゲを播くのは田圃に窒素分を補給する為です。
 稲架の竹を置く場所を整備 |
 竹を伐り出して搬出 |
 刈り取り前の田圃 |
 バインダーで刈り取り |
 結束しなくなって修理中です |
 稲架掛け作業 |
 全部刈り終わりました。 |
 雨で畔際に上げた稲藁 |
 全部で13本の稲架が立ちました |
あまり太いと重くて稲架を組み立てる作業が大変なので手頃な太さで、できるだけ真っすぐで長いものを選びました。
左の写真は伐木作業に使う小型林内作業車（通称パッカー）で運び出しているところです。長いので道を曲がるときは神経を使いました。
今年は稲刈りの適期を積算温度で決めました。
出穂期から日平均気温を積算して900℃を超えた時が適期との文献によるものです。温度データは湯布院の盆地のものなので、平均1〜2℃奥江の方が低い事も勘案しました。
いよいよ稲刈りです。一条刈りのバインダーで刈り始めました。
整備は万全にしておいたのですが、一つ抜かりがありました。
バインダー紐をバインダーにセットしたままにしておいたのです。
中に虫が巣を作って引っ掛かってしまったり、紐が切れてしまったりで、何回か結束漏れを出してしまいました。
新しい紐に掛け替えてからは順調に進みました。
25日に全部刈り終わって、4本だけ稲架を立てて稲藁を掛けました。
残りは明日にと作業を止めたら雨がぱらつき始めました。
天気予報ではこの一週間は晴だったのですが・・・・
慌てて稲藁を全部畔際に上げました。暗くなって濡れながらの作業でした。
翌26日は晴天でした。
午後3時前には終わる予定でしたが思ったより量があって、稲架13本になり、終わったのは4時頃でした。
3時過ぎにはご家族で遊びに来て下さった友人が手伝って下さいました。
その晩は友人が持ってきて下さった手製のベーコンやお豆腐の燻製に我が家のワインを合わせて収穫を祝いました。
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しかし、明日から台風の影響が懸念されるので、脱穀することにしました。
午後からは次第に雲行きが怪しくなって来て、最初の頃は稲藁を片付けながら脱穀していたのですが、その余裕がなくなり、その場に捨て置くことになりました。
やっと夕方5時のチャイムが鳴る頃に完了しました。
籾袋で17袋、300kg近い収穫がありました。
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リバティーは藁の上でくつろいでいました。
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脱穀した時は21%もあったので、茣蓙に広げて乾かす事にしました。
天気予報とにらめっこをし、晴天が続きそうな時を選んで乾燥させました。
湿度も15%台まで下げる事ができました。
乾燥した籾は米袋に詰めて、例年通り室内に保管しました。
結局、籾で388.4kgの収量がありました。
その後、精米して歩留まりをみたら、玄米換算で62%でした。
通常は80%位なので、未登熟米が多かったようです。
それでも、玄米換算で約241kgの収穫がありました。
欠け米が多く、見かけは悪いのですが、粘り気も強く、美味しいお米になったと思っています。
１、種まき後の水漏れを防止するには発芽までに最低二回水を入れては落とす作業を繰り返す必要がある。水持ちが改善されれば水口付近の稲の生長が良くなり、均一な生育が期待でき、もう少し収量が望める。
２、 刈り取り適期を平均気温の積算が900℃を目安にしていたが、刈り取りが早すぎた。もう2週間程度遅くするべきだった。刈り取りが早すぎたために未登熟米が多くなったと考えられる。
今年の成果は
１、鳥害対策は有効だった。
２、雑草対策もほぼ満足行くものだった。
また来年へ向けて頑張ります！
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