今年は、苗つくり、苗代に独力で挑戦です。
2008年11月11日更新
今年の稲作も終わりました。
成果もありましたが、課題の多い一年でした。
3月29日〜4月7日：苗代準備（プール苗代）
3月31日：種籾浸種開始
4月13,14日：催芽
4月14日：播種
4月14日：苗箱据付
4月22日：発芽
4月22日：レンゲの刈り払い
4月23日：竹炭と灰を投入
4月24日：肥料投入、畦切り
4月25日：アスカマン投入、耕耘、水入れ
4月25日：苗代では本葉が出ました
4月28日：耕耘（荒代かき）
4月29日：畦塗り、苗代シート剥ぎ
4月30日：苗代の鳥の被害（トンネルを掛ける）
5月14日：苗代の水口改修
5月21日：苗代に追肥
5月26日〜29日：田植
6月4日：鷺の被害
6月20日：分けつが進んでいます
6月23日〜27日：中耕除草
7月11日〜23日：株間の草取り
7月28日：出穂
8月19日〜9月13日：稲の倒伏
9月25日〜10月2日：稲刈り
10月18日：脱穀
10月20日：乾燥完了（収量確定）
10月28日：秋起しとレンゲの種蒔き
今年の成果と反省、来年の課題
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色々研究した結果、管理の容易さ、竹炭を有効活用するなどの観点から、「プール苗代」を作ることにしました。
まず、畑を耕耘して、プールを作る位置にロープを張って形を決めます。
その中に堆肥を入れて、堆肥と一緒に上土を掘ってゆきます。これによって、後で土を入れる時堆肥が混ざった土を入れる事ができると考えました。
プールにする部分を20cm程掘り下げます。出来る限り水平になるように掘りました。
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風で飛ばされないように、周囲は土を盛って押さえます。
これで「プール」の完成です。
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苗箱の大きさに合わせた枠を作り、その中に竹炭を敷き詰めました。
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水位を高くした時に木枠が浮き上がるのを押さえるのに、後日、角パイプを買って来て押さえにしました。
来年からは角パイプで枠を作る事にしたほうが良さそうです。
このページの先頭へ10℃の水で行なうと良いと本には書いてあるのですが、我が家の湧き水は11℃なので、まあ良いだろうと思い、湧き水を掛け流しにしておきました。
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私は25℃の温水に浸けて発芽させる事にしました。
通常は35℃前後の温水で発芽させるようですが、苗代で低温にあっても強く、茎の太い苗作りをめざしたいので敢て低い温度を選びました。
装置は熱帯魚用のヒーターと循環ポンプです。容器は漬物樽を使いました。熱帯魚用のヒーターは温度コントロールもきめ細かく精確で、満足行くものでした。
12日に事前に試験運転して、13日の朝から催芽を開始しました。
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発芽した種籾は、ゴザに広げて乾かします。播種器に掛けた時に湿っているとくっついて精確に播種できないからです。
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手動式の中古を探していたのですが、一足違いで逃してしまいました。購入したのは電動式です。10万円強しました。
この播種器は、床土入れと覆土は人が行い、土押さえ、播種、種押さえを機械がするようになっています。
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最後に覆土して完成です。
40枚の苗箱なので、簡単に作業が終わりました。
種籾は2kg用意したのですが、半分位余りました。
平均2粒の薄播きにしたせいもあります。
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裾をそっとめくってみると、出ています、出ています！
白い可愛い芽が顔をだしていました。
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幸いまだ大きな被害にはなっていないので、急遽からす避けの糸を張りました。
透明なテグスなので写真では見難いかもしれません。
そういえば、師匠の所は苗箱を据えたその日に張っていました。
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花が咲き始めて綺麗な田圃のレンゲを刈り払うことにしました。勿体無い位綺麗に咲いています。
まず、周囲から刈り払います。蛙やトカゲが飛び出してきてリバティーさんも楽しそうです。
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少し寂しい景色になってしまいました。
畦と、法面も刈り払っておきました。
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すみません。この写真は良く分かりませんね！
シャベルの先の黒いのが竹炭です。
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田圃に撒いてみると、「あれ、これだけなの？」という感じですね。
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レンゲや、糠、籾殻、稲藁残渣を稲が吸収しやすい成分に分解してくれます。1反に二袋ですみます。
我が家では、有機栽培の米作りの要になっています。
右側の写真は刈り倒したレンゲ、糠、籾殻、アスカマンのクローズアップ写真です。
これを鋤きこみます。
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感想は、「速い、綺麗、楽」です。
あっという間に耕耘完了です。しかも、レンゲが綺麗に鋤きこめました。
我が家ではレンゲを緑肥として使うので、春の荒起こしをしません。これが、荒起こしに相当します。
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取水口は改良しておいたので、順調に水がきています。
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25日に苗代のシートをめくって見てみると、緑色の本葉第一葉が出ていました。
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これが、思ったより、はるかに綺麗に耕耘できたのです。
まるで、代掻きしたようです。
耕深制御や、水平維持制御など、タラクターならではの機能のおかげですね。下段左の写真を御覧下さい。綺麗な仕上がりです。
昨年の代掻きと同じ位の出来だと思います。
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結構大変な作業なのですが、昨年に比べて楽にこなす事ができました。 鍬も、この作業に適したものを購入して使ったせいでしょうか？
しかし、この作業は、昨日の耕耘の前にやっておくべきだったかなと反省しています。
耕耘した後のほうが土が細かく砕かれているので楽だろうとおもったのですが、代掻きだけでは田の際がどうして深くなってしまうからです。
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苗の育ち方が均一ではありません。水口に近いところが生育が悪いようです。
下段写真の左が水口付近、右が反対側です。
水口付近はどうしても水温が下がるのでそのせいでしょうか？
上段の右側の写真は水口側から見たものです。
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そういえば、私の姿をみると、カワラヒワが一斉に飛び立ってゆきました。
このままでは田植までに被害が広がり、支障が出る恐れがあるので、サンサンネットのトンネルを掛けることにしました。サンサンネットは光を95％通すし、通気性もよく、水も通すのでこれにしました。
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沢からの水が苗代に入るまでに長い水路を通るようにし、その間に水温が少しでも上がるようにしました。
水位の調整は当然、水路の先端で行ないます。
苗代に必要な水の量は蒸散と稲の吸収分だけですので、この長い水路を流れる水の量は少なく、滞留時間も十分取れると思います。
苗も生長してきました。
この改修で、温度差は1度位になりました。
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トラクターのロータリーを代掻きのセッティングにし、耕深もごく浅く調整しました。
「現代農業」で色々勉強し、一列おきに代掻きし、枕地をなるべく荒らさないように工夫しました。
出来は上々で、毎年やっていた、角材を引っ張って均す作業は省略しました。
やはりトラクターの威力は凄いと感激しました。
昼過ぎから初めて、終ったのは夕方。プロなら半分以下の時間で出来るのでしょうね！これからの課題です。
下段右の写真は21日に撮ったものです。
後日「現代農業」の「耕耘・代かき名人になる」を読み返してウーンとうなってしまいました。
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田植までに顕著な効果は認められませんでしたが、黄色くなるのが止まった様でした。
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プール苗代で、箱を運び出すのが楽と思っていましたが、竹炭の上に薄く入れたつもりの堆肥を混ぜた土に苗がしっかり根を張っていて、土と炭ごと持ち上がってきてしまいました。（二段目の写真左）
これが結構重い。しかし、足元は良いので車まで運ぶのは問題なかった。田圃が苗代の直ぐ下なので、数枚づつ苗代から苗箱を軽トラで運んでは植えた。苗が傷むのを防ぐ為である。
土と竹炭に根を張ってはいたが、苗をポットから引き抜くのは簡単で、全く問題は無かった。苗を引き抜いてしまうと、ポットの底に着いた土がストッと面白いように落ちて外れました。（二段目の写真右が苗箱から引き抜いた苗です）
今年はパラソルとタープ下の畑に張って、昼食は準子さんのお握りを楽しみました。（写真4段目）
リバティーさんは暑いので、テーブルの下の日陰で休んだり、蛙を追いかけたり、穴を掘ったりして楽しそうでした。
今日は午後から半日で苗箱8箱を植えました。
今年は、1本の苗でも、そのまま植えました。疎植にして稲一つ一つの力を引き出そうと考えているからです。
従って、一箱で植えられる面積は従来より広がりました。
植え付けは株間16cm、条間38cmです。但し、株間は紐が伸びるのでもう少し広いかもしれません。
これは昨年と同等です。
但し、田植紐を一部作り直したので、その部分で多少違いがあるかもしれません。
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順調に作業が進み、今日は12箱植えました。
下段右の写真のように、あと少しで完了という所まで漕ぎ付けました。
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（28日は都合で作業が出来ませんでした。）
今日はもう余裕です。
ゆっくりお昼も楽しんで、最後に5列毎に全部を見回って修正を済ませました。
今日は10箱。三日間で30箱丁度ですみました。
昨年は、同じ間隔で植えて、35箱だったので、我が家の苗代の歩留まりの良さ、さらに、1本植えを許容したのがこの結果に現れているのだと思います。
綺麗に植え終わって「アーやったね！満足！」
リバティーさんもお疲れ様でした。
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これで鷺も来ないでしょう。
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ポールに張ったテープを撤収し、代わりに吹流し形式でテープを設置しました。
これで鷺の被害は格段に少なくなりました。
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昨年は、5月29日から田植を始めて、最初の中耕除草が6月24日でした。今年は5月26日から田植で、23日ですから、若干遅めですが、草は昨年より少なく感じます。
上段左は田圃全体の様子、右は草のクローズアップです。
浮き草も出てきました。（下段左）
注目株の状態が下段左側です。
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2005年は、頂いた中耕除草機をそのまま使いました。
大変な作業であることを思い知りました。
翌2006年には中耕除草機の先端部分を、売っている機械を参考にして改良しました。（最上段左側の写真）
しかし、この年は7月6日に実施と少し遅かったので草が伸びすぎたせいか、中耕除草機を押してゆくのが大変で、途中で諦め手で草取りをしました。
2007年には昨年の教訓を生かして、先端が泥にめり込まないように先端を引き上げる紐を付けました。この紐を有効に使うには体を機械のの横に持って行って押すようにする必要があったので、体に干渉する柄を切り落としました。
残念ながら、機械を押している写真が無かったのでお見せできないのですが、2008年に近い体勢ですが、体の位置がもう少し後ろで前かがみになっていました。
そして、今年、2008年は、この紐に代えて木の柄を取り付けました。位置は、何度か試して最適な位置を決めました。
さらに、押す方の腕が後ろに回りすぎて背中、特に肩甲骨の周りが痛くなるのを防ぐ為、バーを1本追加して、それを握って押すようにしました。
体の位置を2005年、2006年と比較してください。
機械の横に体を置いて、腰を溜めて機械を押すようにしています。腰もあまり曲げずに楽な姿勢で作業ができます。
これでかなり楽に作業できるようになりました。
やはり、道具は自分に合わせて改良しないと使い勝手が良くならないですね！
最後の写真は今年の中耕除草をした後の田圃の様子です。
昨年は、7月3日には中耕除草機が使えないほどコナギなどが茂ってしまったのですが、今年はどうでしょうか？
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刈払機の刃の代わりに付ける小型の機械です。
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今年の新兵器です。
懇意にさせて頂いている農家から頂いた背負い式の刈払機に取り付けて使います。
3本の爪が草を引き抜くように作用します。
これで、今年の草取りは楽勝！！！
相手はコナギとオモダカです。
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稲を傷つけないように作業をするのは大変です。
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リバティーと一緒にへたり込んでいました。
予想に反して、時間がかかるし、何より重い草刈機を背負って田圃の中を歩くのは疲れるのです。
エンジン音と振動が疲れを倍増させます。
下手すると、稲の分決した若い茎を引きちぎってしまうので、株の周囲は結局後から手で取らなければなりません。
１１、１２、13日と三日間作業をして、疲れ果て、14日は休養、15日に再開しましたが、手で取るほうが楽で早いとの結論になり、14日の午後からは手で除草しました。
その間にも、草はどんどん大きく成長して行きます。
畑では小判鍬は優れものだったのですが・・・
来年はどうしよう？
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最初に草を取ったところからはもうコナギが顔をだしていました。
この間、21日には痛風の発作が起き、22日はスズメバチに刺されるというハプニングもありました。
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草取りが終ってホッとしているところでした。
今年は種を播くのが遅かったので、8月4日が出穂予定日だったのですが、7日早く穂が出ました。
葉の色も良く、イナゴも目立ちますが今のところ順調です。
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稲の高さも1m位になりました。
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しかし、田圃全体では生育に差があり、水口に近い、山側は水が冷たいせいか、それとも日照が少ないせいか生育が遅れています。
来年は、沢の水を一旦プールに溜めて、暖めてから入れようかなどと考えています。
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色々な方に伺うと、窒素過多か土用干しが不十分だったかのようです。
窒素分はレンゲと糠だけですからどれほど多いとは思えません。しかし、確証は得られないんので、リトマス試験紙のようなもので、窒素、燐、カリの成分が分かる試験紙を購入することにしました。
土用干しは、農家の方々からの指摘通りで、タイミングが良く分からず、殆ど行ないませんでした。
これが一番の原因と考えられます。
他には、出穂間近まで株間の草を取っていたので、これで上根を切ってしまった可能性も考えられます。何れにしろ、来年に課題が残りました。
今日は9月15日で、台風13号が近づいていて、心配です。これ以上倒伏して水につかると大きく減収すること間違いなしだからです。
神様に祈る気持ちで台風の行方を見守っています。
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倒伏してしまった部分は手刈りするしかありません。まだ田圃の土は乾いておらず、田植足袋を履かないと長靴では足が抜けなくなってしまうような状態でした。
バインダーが使える所はバインダーで刈りました。
昨年時間を掛けて、二台のバインダーから部品を取って仕上げたもので、これが初仕事です。
心配した結束機は、順調に機能しました。
稲架を立てるスペースを刈り取って、まず、1本稲架を立てました。
そして、通常の刈り取り方である、周囲から順次刈り取ろうと田圃の奥に進んだところでバインダが泥の中に埋まってしまって動けなくなってしまいました。
夕暮れもせまり、この日はそこまでということになってしまいました。
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バインダーが埋まるとそれを引き出すのに多大な労力が要るので、それを恐れて暫く手刈りをしていましたが、やはり結束に時間が掛かってしまいます。
そこで、もう一度バインダーを試してみようと考えました。これが間違いで、田圃に入れて直ぐに埋まって動きが取れなくなってしまいました。
それを引き出すのにまた一苦労。
この後はバインダーはスッパリと諦めて、全て手刈りすることにしました。
中々引かない水に業を煮やして、畦の周囲に溝を掘り、水捌けの改善を図りました。しかし、直ぐに田圃が乾くものでもなく、田植足袋を履いて足を取られながらの稲刈りが続きました。
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水捌けの改良も、水口よりさらに低い水の落し口を作り、、パイプを埋め込んでおきました。
夕方から雨が降り出しましたが、それでも頑張りました。
この日で半分程度まで完了、稲架5本に稲束が並びました。
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今年の計画では、この日までには稲刈りはとうに終っていたはずなのですが・・・！
月が替わった10月1日は台風15号の影響で雨、10月2日から稲刈りの続きを開始しました。
この日は、懇意にさせて頂いている赤坂さんご夫妻が手伝いに駆けつけて下さいました。
稲刈りは慣れていないとは言うものの、さすが野菜作りの名人だけあって鎌の使い方には慣れていて、倒伏して刈り難い稲もどんどん刈って下さいました。おかげで今日で稲刈り完了！
11本の稲架が並びました。
湿っている稲は重く、5束担ぐとぬかるむ土のせいもあって、足元がふらつく始末でした。
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昨年、一昨年は13本の稲架が並んでいました。
今年は11本。やはり倒伏のせいですね。
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途中で、コンバインのベルトが切れるなどのハプニングもありましたが、夕方までには順調に完了。
明典さんの乾燥機に入れて自然風で均一に乾燥して頂くことにしました。
リバティーさんも今日一日頑張りました。藁は大好きです！やはり自然の優しい香りと感触がたまらないのでしょう。
脱穀の終った後の田圃は何か寂しげにみえます。
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全部で14袋でした。
籾で351.6kg、玄米換算で281.3kg、約4.7俵です。
昨年は玄米換算で373.6kgでしたから、25％弱の減収になってしまいました。
やはり、倒伏させてはいけませんね。
来年は対策を考えます。
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「現代農業」で「二山耕起」の話が出ていて、二山耕起することでコナギやオモダカといった水生植物を押さえることができるとの事だったので、二山耕起でなくとも、耕起しておけば一定の効果は期待できるだろうとかんがえたからです。
今年の成果は、自前苗代でを作れた事です。
今年の反省は、「倒伏」の一言につきます。
その原因として考えられるのは、
１、「土用干し」の不徹底
２、排水不良
３、稲の茎が弱い
これらを踏まえ、来年は
１、暗渠を作って排水を改良する。
２、土用干しをきっちり行なう。
３、「塩」で稲の茎の強化を図る
などを行なってみたいと考えています。
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