２００６年版
（２００６年4月２１日新設）
2006年10月23日更新
今年は、田を購入し、自前の田での米作り元年です。
自分なりの考え方とやり方で米をつくりたい！というのが田を購入した動機ですから、これから少しづつ自分で納得して、有効と思われる方法を試して行きたいと考えています。
「冬期湛水」「不耕起」など様々な課題はあるのですが、有機無農薬での米つくりにとって最も重要なのは、病気や害虫に負けない強い稲に育てる事です。その為には「土作り」が最重要課題であると思っています。そこで、今年は「菌耕農法」に挑戦してみようと決めました。
「菌耕農法」は土壌中の微生物相を豊かにして、その微生物の力で稲藁や緑肥などを分解し、力のある土壌を作る方法です。薬剤による「殺菌・消毒」と化学肥料による栄養補給ではなく、自然の循環の力を最大限に引き出し利用しようという方法です。この点に私は強く共感しました。
さて、結果はどのようになるでしょうか？
今年は一年目ですし、対応が後手後手に回っているので少し心配になってきています。
堆肥の投入（3月30，31日）
苗代（4月4～8日）
稲藁の投入（4月12日）
稲藁の投入その２（4月25日）
苗代のシート除去（5月1日）
「アスカマン」投入、水張り開始（5月5日）
水量調整はバルブで（5月6日）
荒起こし（5月7日）
代掻きその１（5月9日）
畦塗り（5月14日）
代掻きその2（5月28日）
田植え第一日（5月29日）
田植え第二日（5月30日）
田植え第三日（5月31日）
田植え最終日（6月1日）
生育状況その１（7月3日）
中耕除草（7月9，10，11日）
出穂（7月29日）
生育状況その２（8月15日）
稲刈り（9月20日、25，26，27日）
脱穀（10月12日）
今年の反省点
今年は道路が通れるようになり、田圃まで堆肥を運んでもらえたので、軽トラ３杯分の堆肥を投入しました。
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堆肥を運びこんでもらうのと平行して、私はその堆肥を田圃一面に広げる作業をしました。
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翌日には耕耘機で堆肥を鋤きこみました。
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このページの先頭へ苗代は、ご指導頂いている農家の方と一緒にさせて頂きました。
４月４日と５日で苗箱に種籾を播き、７日と８日で苗代に据えつけました。
苗代作りは、まず苗床を作ります。土を上げて床を作り、それを板で平らに均します。
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その上に根切りマットと呼ぶ黒い網を被せます。
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その上に苗箱を並べて行きます。トラックから苗箱運びの道具に左右三枚づつ、計六枚を田圃の中に運んで行きます。田圃の中で足を取られないよう、慎重に歩を進めなければなりません。
私は運び役専門です。
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据え付け終えた列は散布器で霧のような細かい水を散布し、種籾に十分な水分を与えます。
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水の散布が終った後に保温シートを被せます。風で飛ばされないように裾を土で押さえます。
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これでやっと完了です。私の田の分は４０枚ですが、全部で８００枚の苗箱を据えつけました。
このページの先頭へ菌耕農法では、稲藁や、籾殻、糠を田に鋤きこんで微生物の餌にし、それによって土壌を肥沃にします。
昨年は稲藁をマルチングなど、他に利用しようと考え全て田の外に持ち出してしまいました。
そこで、その稲藁を再度田に運び込んで、藁きりで切断し田圃一面に撒く事にしました。
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この作業は、4月16日に足をチェーンソーで切る怪我をして４月２１日現在一時中断しています。
足の怪我の抜糸も済んで、やっと動けるようになったので稲藁投入の続きを開始しました。
膝を深く曲げると傷口が開く心配があるので、膝を伸ばして作業ができるように台を設置しました。
これは結構楽で、作業も捗りました。この日で稲藁の投入は完了しました。
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このページの先頭へ今年は風の強い日が多く、シートが風で剥がされてしまうという問題も発生しましたが、本葉が伸びてきたのでシートを除去しました。
綺麗な緑色が目を楽しませてくれます。
一方、田圃ではレンゲが花を咲かせ始めました。
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今年の新しい試みである「菌耕農法」の核となる土壌菌「アスカマン２１」二袋を田圃一面に撒きました。
この菌製剤は顆粒状になっているので扱いやすく、手動式散布器を借りてきて播きました。
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田の回りに溝を掘って水の回りを良くします。
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そして、水張り開始です。昨年の台風で水口部分が流されてしまったので、従来使っていた竹の樋の長さが足りなくなり、ポリパイプで水を引く事にしました。
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「アスカマン」ホームページへこのページの先頭へ昨年までは、水量調整は竹の樋の上に石を置いて、水を外に逃がす事によって田圃に入る水の量を調整していました。今年からはポリパイプで水を引ことにしたので、バルブを取り付け、簡単に水量調整が出来るように改良しました。
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田に水が回って耕しやすくなったので荒起こしをしました。
今年は、最初から溝を掘っておいたせいか、水が一晩で田に行き渡りました。
水を止めて、久しぶりに耕耘機の始動です。
レンゲも雑草も全て緑肥として鋤きこんで、「アスカマン」が分解して肥沃な土に変えてくれるのを待ちます。
耕耘機の使い方は昨年よりかは身についてきて、少しは楽に作業ができるようになりました。
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Libertyは水がほとばしり出るのが面白いようで、水を咬んで遊んでいました。
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このページの先頭へ一回目の代掻きをしました。
代掻きは田植えの直前に1回やれば良いとの考えもあるようですが、レンゲや雑草をしっかり鋤きこんで、早く「アスカマン」に分解してもらうには代掻きをしてそれらの草を沈み込ませた方が良いと考えたからです。
あまり深く耕し過ぎないように田の場所によって異なる盤の深さに合わせ、こまめに尾輪の高さを調整しながら代掻きをしました。丹念にやったら、午後2時半頃から始めて夕方6時まで掛かってしまいました。
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Libertyは水が苦手かと思っていたら、田圃に入って蛙さんを追い掛け回していました。田植えをしたらLibertyは連れてこられないな、どうしようかなと思案しています。
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このページの先頭へ初めて畦塗りに挑戦しました。
畦塗りをする目的は、「田の水が畦から漏れるのを防止する」事ですが、畦から水が漏れる原因には大きく分けて三つあります。
①畦が低すぎて雨で一時的に水嵩が増えた時にオーバーフローする。
②蟹や、蛙が畦に穴を開け、そこから水が漏る。
③猪などの動物に掘り返され、一部が崩壊する。
畦塗りは、主として上記①と②に対応する為に行なう作業です。
③は基本的には電気柵や、ネットなどで物理的に動物の侵入を防ぐ事が重要です。猪に掘り返されたら畦塗りなどでは補修できず、土嚢袋を積むなどの工事が必要となるからです。
さて、畦塗りですが、数日前に、湯布院盆地の田圃で畦塗りをしている農家の方の作業の仕方を暫く観察して、「よし、そうか！なるほど！」と納得して帰ってきました。
それを基本に作業を開始したのですが、「見るとやるとでは大違い！」。
土は鍬に張り付いて手で落さなければならなかったり、思った所に土が上がらなかったりで大苦戦です。
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それでも、三分の一位作業を進めたら次第にコツが分かってきました。
午前中にやっと土を上げ終りました。
午後からは叩いて固め、均す作業をしました。
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どうです！大分田圃らしくなってきたでしょう！
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一方、苗の方ですが、このところ、晴天の日が少なく日照不足が心配になってきました。
苗の発育も昨年より遅いように思います。あと1週間程で田植えの予定なので、天気が気がかりですが、今週はお天道様を拝めそうにありません。
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このページの先頭へ田植えに備えて、二回目の代掻きをしました。
代掻きの目的は幾つかあるようですが、私が考えるに、
（１）苗が植えやすいように土を細かくする。
（２）雑草を鋤きこんで退治する。
（３）成り（田を平らに均す事）を作りやすくする。
の三つがあると思います。実際に稲を育ててみて、特に（１）と（３）は大切だと思っています。
さて、耕耘機で水を張った田の中を反時計回りに回って耕しました。
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後で指導してくださっている農家の方から指摘されたのですが、均一に代掻きするには、最初に三周位畦に沿って耕し、その後は縦横碁盤の目のように耕すのだそうです。
そうとは知らず、今回も同心円状に耕しました。
耕した後は耕耘機に角材を結びつけて「成り」を作ります。流動化した土を、高い所から低い所に移動させ出来る限り土を水平に均すのです。
そうする事によって、植えやすいと同時に、均質な水管理ができます。つまり、場所によって稲が水に深く浸かったり、逆に水面から根が出てしまったりしないようにするわけです。
特に浅水管理をしようと思うと、成りをしっかり作っておく事が重要です。
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最後はレーキで丁寧に均しました。（残念ながら写真がありません。）
このページの先頭へ田植えの最初は苗運びから始まります。
苗はもう十分大きく育っています。
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苗代から苗を運び出しますが、ポット苗ですので、苗箱を苗床から剥がして運び出します。
下の道具は苗箱を運び出す道具達です。私は左側の形式が軽くて使いやすく好んで使っています。
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運び出した苗は棚を一段取り付けた軽トラで田圃まで運びます。
畦に沿って後から苗を取りやすいように苗箱を並べます。
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楽しく田植えをやろうと、下の畑にテーブルとパラソルを据え、お昼やお三時が楽しめるようにしました。
ここで食べた準子さん手作りのお握りやサンドウィッチ、そして、これまた手作りのクッキーやケーキは格別でした。
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さあ、田植えの開始です。
間隔を一定に植えられるように、植える位置にビーズでマーキングしてある紐を張って植えます。綺麗に一直線に植えておけば、中耕除草をする時が楽になります。この田植え紐は農家の方から頂いたものです。
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この日は苗箱6枚分、16条を植えました。
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このページの先頭へ今日も天気に恵まれました。
午前中ご指導頂いている農家の方の田植えを手伝い、午前10頃から我が家の田植えを始めました。
昨日植えた所で一部苗が泳いだり倒れたりしている所があったので、まずそれを修正しました。
昨日も今日も風があるので少し植えにくいのです。深植えにならないように、でも風で倒れたり泳いでしまったりないように！この加減がなかなか難しいのです！
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今日から、植える時の足の位置、運び方を変えてみました。
昨日のやり方だと、場合によっては足跡の中に苗を植えなければならず、せっかく成りを作った意味がなくなってしまいますし、苗が浮いてしまう可能性も高くなります。そこで、植えた列の両側に足を置いて、進行方向に頭を向けて植えることにしました。準子さんは手が逆勝手になるので、綱をまたいで植えていました。
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夕方までに苗箱12枚分、21条を植えました。
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このページの先頭へ5月24日からご指導頂いている農家の田植えを手伝っているので、少し疲れが出てきました。腰は痛い、腕も痛い、足はだるい。でもそうは言っていられません。良い天気に誘われて今日も田植えです。
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この田圃は長方形ではなく、写真左側に行くと急激に幅が狭くなってゆきます。
今日は苗箱13枚、23条植えました。
もうここまでくれば先が見えてきます。
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このページの先頭へ今日中に終れる目途がついたので元気も出て、るんるんしながら田圃に向かいました。
早速作業開始！
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パラソルの下でゆっくり準子さん手作りの豪華なサンドウィッチとケーキを食べ、午後の作業を再開。
午後3時前には田植えを終了しました！
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この日は苗箱9枚で丁度40枚の苗を使いました。
畦波を張って水の流れを制御し、水量も調整して、これで完了です！
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明日は「さなぼり」です！！！
このページの先頭へ稲は順調に育ています。昨年に比べて、生育のばらつきが少ないようです。やはり丹念に手植えしたせいでしょうか。
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葉の先が茶色くなっているのが観察されます。去年も同様でした。晴天の日が続くと回復するのですが、ここに週間程梅雨前線が停滞している影響で晴れの日がなく心配です。
どんな虫が葉を食べているのか観察する為に「虫見板」を作りました。
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発泡スチロールの板に布を張ったものです。軽くて持ち運びに便利です。
この虫見板で観察したら、葉を食べているのは「稲泥負虫」である事が分かりました。
自分の田圃にどんな虫たちが居るのか、どのような状態なのかを知るのは有機無農薬栽培をするにあたってはとても大切な事だと思っています。
「虫見板」や田圃の虫たちについては「宇根 豊」さんという方が分かりやすい本を出版されています。
「農の扉の開け方」など大変興味深い著書もあるので、ご興味のある方は下記リンクを訪ねて見てください。
NPO法人「農と自然の研究所」ホームページへ7月9日に中耕除草を始めました。
昨年より半月以上遅れてしまいました。今年はあまり草が生えないから遅くても良いかなと思っていたのが大間違いでした。畦近くは草が少なかったのですが、中程はコナギとオモダカがびっしり生えてしまっていました。しかも、根が張って簡単には抜けません。
昨年同様、中耕除草機で作業を始めましたが、引っ掛かってしまって前に進まず、しかも、稲を倒してしまいます。汗だくになって一日作業をしましたが、全く捗りません。
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そこで、翌日からは中耕除草機を使うことを諦めて、手で草取りをすることにしました。
このほうが、まだ楽だからです。
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さらに二日掛かってやっと除草を終えました。
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来年からはもっと草が小さいうちにやろう！
このページの先頭へ穂が出ました。
今年は均一に良く穂が出揃っています。一緒の時期に田植えをしたほかの田と比較しても良いようです。
可愛い稲の花がさいているのも分かります。
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このページの先頭へ今の所、順調に育っています。
出穂は完了したので、水を数日おきに落したり、入れたりする間断給水にして、酸素を十分に含んだ新鮮な水が稲に供給されるようにしています。
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このページの先頭へ今年の台風10号、13号による被害は大きくなく、一部が倒伏したり、全体に傾いたりした程度で済みました。
今年の稲刈りの最大の特徴は、「バインダー」を手に入れた事です。
農家の方から、使わなくなったものを頂きました。
これで、稲刈りは一日で終るね！と言っていたのが間違いでした。
機械の扱いに慣れていなかったのと、田の状態が、降り続いた雨のせいで、ぬかるんでいて、バインダーが思うように動かず、泥濘に嵌ってしまって動きが取れなくなってしまったことが誤算でした。
まず、9月20日にバインダーを動かして刈ってみました。
動かし始めて直ぐに、結束する紐が機械の中で絡まってしまいました。
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これを何とか直したのですが、泥濘からの脱出に手間取ったり、結束が上手く行かなかったりで捗らず、やっと稲架を組み立てるスペースを作ってこの日は終わりにしました。
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夕方から1時間半位で半分弱を刈る事が出来ました。
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9月26日、要領を覚えたので、残りの半分を刈って、稲架に掛けました。
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9月27日、ぬかるんで機械が入らなかった部分や、際の部分、そして、機械が結束できずにばらけてしまった稲等を処理しました。
稲架が昨年用意した分では不足で、新たに竹を切り出してきました。
昨年は、稲架が8本と半分程度だったのですが、今年は13本弱になりました。
「菌耕栽培」の効果か、丁寧に植えた成果でしょうか？
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このページの先頭へ晴天が続き、水分が5.4%まで下がってきたので脱穀する事にしました。
脱穀は農家の方にお願いして、コンバインで行いました。
昨年は、稲藁を藁切りで切って、後から田圃に入れたのですが、今年は台風で崩壊した道路も直り、コンバインが田圃まで入れるので脱穀しながら藁を切って貰う事にしました。
午前10時頃から始めて、昼には終ってしまいました。
左から、「稲架から稲を下ろしてコンバインに投入しています。」「1本の稲架が終ると、それを片付けます。」「半分終わりました。」「脱穀完了！最後の稲架1本分は稲藁として残しておきました。」「トラックに籾を積んでいます。」
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午後からコンバイン用の籾袋に詰めた籾を一旦農家の方の大きな乾燥機に移し、全体を自然乾燥で軽く均一に乾燥させた後、一部を玄米にして頂き、残りを籾のまま袋詰めしました。
玄米にして頂いた分が87.7kg、籾が265.3kgの収穫量でした。
これは、玄米換算で299.94kg、約300kgで、丁度5俵採れた事になります。
昨年は240kgでしたから、60kgの増収になりました。
大分県では軒並み減収の農家が多かった中で、昨年より25%もの増収に出来たことは、アスカマンの効果があったのかと考えています。もう一つの要因は、丁寧に植え付け深さを調整したせいもあるかと思います。追肥も、穂肥も施さない元肥だけの有機無農薬栽培ですので、収量を上げる事は難しいのですが、今年も良い味の新米を食べる事ができました。
下の写真の右側、私が手お置いている袋と、その下の袋の二袋は昨年の米です。
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下の写真の左側から、玄米、自家用精米機で精米しているところ、そして、仕上がった白米です。
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最後に稲藁を田圃全体に広げました。一部切断されていない藁もあって、それは押し切りで短く切りました。
Libertyもお手伝い（お邪魔虫？）をしてくれました。
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稲架も片付けて、これで今年の秋は一段落です。
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中耕除草が遅れてしまった事。
中干しを完全に行なわなかった事もあって、稲刈りの時に田がぬかるんでいた事。
自然に染み出してくる水の処理が不十分な事。
今年の成果
食べてみて美味しいお米が300kg（5俵）採れ、昨年に比べ25%増収だった事。
来年への抱負
植える密度をもう少し疎にして、葉に最後まで光が届き、登熟度合いを高める試みをしてみたい。
レンゲを活用する技術、ノーハウを身に付けたい。
菌耕栽培をさらに発展させたい。
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