曲がって太さも一定ではない丸太に基準の墨線を打ち、それを基準に垂直面を出します。私は慣れないので治具を作成して縦横の基準線に垂直な面を墨付けしました。
その墨線にそって垂木を掛ける溝を鋸と鑿で掘りました。
次は柱のホゾを受けるホゾ溝を掘る作業です。これも基準面に対して垂直な穴を掘らなければならないので別の治具を製作して墨を付けました。
3本の柱のホゾ溝掘りにはてこずりました。ドリルで荒く穴を削り取り、後は鑿で仕上げます。3っの穴に丸一日以上かかってしまいました。
チェーンソーで太さを荒く整え、曲面鉋で表面を仕上げ、束石などの高さを測り長さを決め、端を基準の墨線に対して垂直に切断した柱を3本立てました。
加工後でも8mを超える長さの桁は棟梁と二人では上げられず、河津土木さんのユンボが入った時に吊り上げてもらい柱の上に上げる事が出来ました。
ホゾ穴が少しきつ過ぎたのですが、棟梁が巧みに修正して無事完了！私にとっての「棟上」です！
垂木を渡しました。この全ての垂木の取り付け角度が一定になるよう桁の切り込みができていなければならないのですが、何とピッタリでした。
破風も綺麗な曲線で仕上げることができました。
高い所の作業なので恐々慎重に作業を進めました。
仕上がりです。
屋根板は相じゃくりに加工して張りました。
我ながら綺麗に仕上がったと自負しています。
